「還付金いくら」と検索する人が多いので、実際に計算してみます。結論を先に言うと、年収が低い人ほど大きく戻り、高い人は逆に納めることになります。
戻る額は、引き算1本で決まります。
引かれた源泉徴収 − 本当の所得税額 = 戻る額
プラスなら還付、マイナスなら納付です。
源泉徴収は「とりあえず概算で先に取っておく」ものなので、経費や控除がまったく考慮されていません。だから、経費が多い人ほど取られすぎになります。
条件をそろえます。1店舗に専属(家内労働者等の特例69万円を適用)、社会保険料などの控除が年40万円、給与収入なし。令和8年分(2026年1〜12月・申告は2027年)の基礎控除(合計所得489万円以下で104万円)で計算します。
| 年収 | 引かれた源泉 | 本当の税額 | 差引 |
|---|---|---|---|
| 240万円 | 58,704円 | 13,783円 | 44,921円 戻る |
| 360万円 | 181,224円 | 75,043円 | 106,181円 戻る |
| 480万円 | 303,744円 | 173,059円 | 130,685円 戻る |
| 600万円 | 426,264円 | 429,330円 | 3,066円 納める |
| 900万円 | 732,564円 | 1,062,554円 | 329,990円 納める |
「申告すれば必ず戻る」とは限りません。年収が上がるほど税率が上がるので、どこかで逆転します。ここを書かずに「還付されます」とだけ言うサイトは信用しないでください。
経費が10万円増えると、所得が10万円減ります。税率10%の段にいる人なら10,210円、20%の段なら20,420円だけ税額が減ります(復興特別所得税込み)。その分だけ戻る額が増えます。
レシートが少なくても、1店舗専属なら69万円まで経費として認められる可能性があります。実額が20万円しかない人なら、これだけで49万円分の差になります。
国民健康保険料、国民年金、生命保険料。払ったものは全部控除になります。領収書や控除証明書を集めておいてください。
控除額は「5,000円 × 計算期間の日数」で、この日数は営業日数ではなく全日数です。お店が出勤日数で計算していると、多めに引かれていることがあります。月75万円の報酬で、31日と25日では月3,063円、年で36,756円の差になります。
e-Taxで申告した場合はおおむね3週間程度、紙で提出した場合は1か月から1か月半程度が目安とされています。指定した口座に振り込まれます。
出典:国税庁タックスアンサー No.2807/No.1199 基礎控除/No.2260 所得税の税率/No.1810(令和8年4月1日現在法令等)。表の金額は、月額を12か月ぶんに均し、各月の全日数で源泉徴収を計算した試算です。
ヨルタスは、夜職で働く人のための確定申告アプリです。お店からもらった額を月ごとに入れるだけで、引かれた源泉徴収と戻ってくる見込みを計算します。経費はお客さまと紐づけて記録できるので、「誰のため」が残ります。記録は端末の中だけに保存され、どこにも送信しません。
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