NOUKA-CHO GUIDE
手数料の科目は「荷造運賃手数料」。そして売上は、引かれる前の金額で書くのが正解です。
出典: 国税庁「収支内訳書(農業所得用)の書き方」。荷造運賃手数料は「出荷のために要した包装費用や運賃、市場・農協等に支払った販売手数料など」と説明されています。
JAに出荷すると、後日「精算書(仕切書・販売代金精算書)」が届きます。形式は地域のJAごとに違いますが、載っている内容はだいたいこの3段です:
通帳に入るのは114,000円ですが、帳簿に書くのは3つの数字全部です:
「入金された114,000円だけを売上に書く」と、売上も経費も実際より小さくなります。所得(もうけ)の金額は同じに見えますが、帳簿と精算書・通帳が突き合わせられなくなり、収支内訳書の科目別の金額も崩れます。総額で書くのが原則です。
| 方式 | 仕組み | 記帳のしかた |
|---|---|---|
| 委託方式(大半の直売所) | 売れた分だけ精算。売れ残りは引き取り。手数料15〜20%程度が差し引かれて入金 | 売れた金額の総額を売上に、手数料を荷造運賃手数料に |
| 買取方式(スーパー・八百屋など) | 店がまとめて買い取る。以後の売れ行きは店の責任 | 買取金額がそのまま売上。販売手数料は基本なし(あれば同様に経費) |
| 項目 | 金額 | 書く場所 |
|---|---|---|
| 販売金額(総額) | 48,000円 | ①販売金額 |
| 直売所手数料(15%) | 7,200円 | 荷造運賃手数料 |
| 振込額 | 40,800円 | (帳簿上は上2つの差額として一致を確認) |
同じ「手数料」でも、振込手数料や口座の手数料は出荷と関係ないので「雑費」で構いません。迷ったら「出荷のためにかかったか?」で分けるのがコツです。科目の全体像は経費の勘定科目 早見表にまとめています。
1年分をまとめると、書く場所は2か所だけです:
①〜⑰の様式全体の書き方は収支内訳書(農業所得用)の書き方で図解しています。
農家帳は、出荷先ごとに「総額・手数料」をセットで記録できる兼業農家向けの帳簿アプリです。精算書の3つの数字をそのまま入れれば、売上と荷造運賃手数料に自動で振り分けて、年末には収支内訳書(農業所得用)のドラフトができあがります。
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