Uber Eats・フードデリバリーの配達員向け | 更新: 2026-07-23 | 申告ラインの根拠は国税庁タックスアンサー(No.1900・No.1199)に基づいています
30秒で結論
- Uber Eatsの配達報酬は給与ではなく事業の収入。年末調整はされないので自分で申告する
- 会社員の副業なら所得(報酬−経費)が年間20万円超で所得税の確定申告。20万円以下でも住民税の申告は必要
- 基本料金・距離・クエスト・ブースト・チップはすべて収入。出前館などとの掛け持ち分もすべて合算して判定する
- 経費を記録するほど「所得」は正しく小さくなる。記録がない経費は存在しないのと同じ
自分は申告が必要?(立場別)
| 立場 | 所得税の確定申告 |
会社員・バイトの副業 (給与1か所・年末調整済み) | 配達の所得+その他の所得が年間20万円超なら必要(国税庁タックスアンサーNo.1900) |
| 専業の配達員 | 所得が基礎控除の額を超えるなら必要。基礎控除は令和7年分・令和8年分は合計所得132万円以下の人で95万円(No.1199) |
| 学生・扶養内 | 上と同じ基準。ただし親の扶養控除や健康保険の扶養には税金と別の基準があるため、稼ぎが大きくなるなら事前に確認を |
判定は報酬の総額ではなく「所得=報酬−経費」で行います。「売上30万円だから申告しなきゃ」と焦る人が多いですが、経費を引いた結果20万円以下なら所得税の申告は不要です(住民税の申告は市区町村へ)。
Uberの報酬は何が「収入」になる?
Uber Eatsの支払明細に載る次のものは、名目にかかわらずすべて事業の収入として合算します。
- 配達料金: 基本料金+距離料金+時間料金(受け取りの基本部分)
- クエスト: 「○回でいくら」の回数ボーナス
- ブースト・ピーク料金: 時間帯・エリアの倍率/加算
- チップ: 注文者からの心づけも収入に含めます
明細はUber Driverアプリの「収益」やパートナー向けダッシュボードの週次・月次で確認できます。毎週の支払明細を保存しておくと、年間の集計と申告がぐっと楽になります。
報酬売上の合計
−
経費記録した分だけ
=
所得判定に使う数字
会社員の副業 → 所得が20万円超で確定申告
専業 → 所得が95万円超で申告(令和7・8年分の基礎控除)
申告の要否は「報酬」ではなく経費を引いた「所得」で決まる
配達員の経費一覧
- 車両関係: 自転車・バイクの購入費(1台10万円以上は減価償却で分割)、修理・パンク修理・タイヤ交換、ガソリン代、駐輪場代
- 装備: 配達バッグ・保温バッグ、スマホホルダー、モバイルバッテリー、ライト、ヘルメット、レインウェア(業務用)
- 通信: スマホの通信費のうち配達に使っている割合分
- その他: 業務用の保険料、アプリ・ツールの利用料、確定申告の書籍代
スマホ代や自転車などプライベート兼用のものは配達に使った割合だけ経費にします(家事按分)。「稼働日数÷30日」や「稼働時間ベース」など、説明できる根拠をメモしておけばOKです。
掛け持ち(Uber Eats+出前館・menuなど)の集計
プラットフォームが違っても、税務上は「フードデリバリー配達」というひとつの事業です。全社の報酬を合算し、経費も全体でまとめて1つの所得を計算します。
- 各社の報酬明細は毎月保存しておく(アプリの明細画面のスクショでも可)
- 売上をプラットフォーム別に記録しておくと、「どこで稼げているか」の分析にもそのまま使える
出前館側の申告ラインや経費の考え方は 出前館の確定申告ガイド でも解説しています(考え方は同じです)。
白色申告なら収支内訳書だけ
はじめての申告なら白色申告(確定申告書+収支内訳書(一般用))が簡単です。日々の記録があれば、書くのは年間の集計値だけ:
- 報酬の年間合計 → 収入金額
- 経費の年間合計 → 科目別の経費欄
専業で本格的にやるなら、開業届+青色申告で青色申告特別控除(最大65万円)を検討する価値があります。
「今日の実質時給」まで見える帳簿に
リアル時給は、配達員のための売上・経費管理アプリです。Uber Eatsの売上画面をスクショで選ぶだけでAIが自動記帳。稼働ごとに報酬を記録すると、経費を引いた「リアルな時給」が自動計算され、年間の所得(20万円ラインの判定に使う数字)と収支内訳書の準備までつながります。Uber・出前館などプラットフォーム別の集計にも対応。
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