Appleの案内を読む限り、App内課金の制限はアプリではなく端末側の設定で、アプリを削除して入れ直しても外れるという記載はありません。ただしこの記事は実機で検証していないので、その点は「未検証」とはっきり書きます。確実にしたいなら、抜け道を探すのではなく「Appの削除」と「Appのインストール」も許可しないにして、削除も再インストールも通らない状態を先に作ります。このページはAppleの資料で確認できる範囲と、確認できない範囲を分けてまとめたものです。
この記事は「自分でかけたロックを外す方法」を扱いません。外し方を調べている時点で、衝動が来ている合図です。回す前に15分だけ待ってください。
iPhoneユーザガイド(iOS 26)「iPhoneでアプリ、アプリのダウンロード、Webサイト、購入をブロックする」は、手順を次のように書いています。設定アプリを開き、「スクリーンタイム」をタップ、「コンテンツとプライバシーの制限」をタップしてオンにし、「iTunesおよびApp Storeでの購入」をタップする。同じユーザガイドの「iPhoneのApp Storeで設定や制限を変更する」には、「『iTunesおよびApp Storeでの購入』をタップしてから、アプリのインストールや削除、アプリ内課金に関する制限を選択します」とあります。
つまり制限の置き場所は、ゲームアプリの中ではなく、設定アプリのスクリーンタイムです。ゲーム側は決済を要求し、端末側がそれを通さない、という構造です。Appleサポートの「ペアレンタルコントロール」の案内も、この設定で「アプリのインストールや削除、App Storeからインストールしたアプリでのアプリ内課金などをできないようにすることができます」と書いており、制限がApp Storeからインストールしたアプリ全般に及ぶ端末側の機能であることが分かります。
| 「iTunesおよびApp Storeでの購入」で制限できる項目 | 許可しないにすると |
|---|---|
| Appのインストール | App Storeから新しいアプリを入れられない(再インストールも含む) |
| Appの削除 | ホーム画面からアプリを削除できない |
| App内課金 | アプリ内の購入(ガチャの石など)の決済が通らない。アプリの起動・プレイは今までどおり |
項目名はAppleの案内にある「アプリのインストールや削除、アプリ内課金」に対応するもので、画面上の表記はiOSのバージョンで多少変わります。
「削除して入れ直せば外れるのでは」という疑問に、Appleの資料がどこまで答えているかを分けます。
| 問い | Appleの記載 | この記事の検証 |
|---|---|---|
| 制限はアプリごとか、端末全体か | 設定アプリのスクリーンタイムに置かれ、「App Storeからインストールしたアプリ」の課金に及ぶ(端末側の設定) | 資料どおり。アプリ単位の設定という記載はない |
| アプリを削除すると制限は消えるか | そのような記載は見当たらない。制限の解除に触れているのは、スクリーンタイム・パスコードの入力に関する部分のみ | 実機での削除→再インストールは未検証。「外れない」と断定はしない |
| 「非使用のアプリを取り除く」で消えたアプリは | ユーザガイドに「アプリがApp Storeにまだある場合はいつでも再インストールできます」とある | 再インストール後の制限の状態は未検証 |
| 別のデバイスにも制限は及ぶか | ファミリー共有グループのデバイス間で設定を同期させる記述はある | ひとりで使う場合の自動同期は未確認。端末ごとに設定するのが確実 |
まとめると、Appleの資料は「制限は端末側の設定」と読める一方で、「削除しても外れない」と明言しているわけではありません。この記事はこの差を埋めるための実機検証をしていないので、ここは正直に「未検証」とします。検証の結果に賭けるより、次の節のように抜け道そのものを塞ぐ方が確実です。
削除→再インストールで外れるかどうかに関係なく、削除も再インストールもできなければ、この抜け道は存在しません。設定は同じ画面で終わります。
「Appの削除」を許可しないにすると、ゲーム以外のアプリも消せなくなります。不便ですが、その不便は月に数回のことで、消せないことで困る場面より、消して入れ直して課金する場面の方が高くつきます。どうしても消したいときは見届け人に入力してもらい、終わったら戻します。その手間が冷却時間になります。
スクリーンタイムの制限はApp Storeからインストールしたアプリの課金に効きます。課金の入口はそれ以外にもあるので、自分に当てはまるものを塞ぎます。
| 入口 | 塞ぎ方 |
|---|---|
| 別のApple Accountでサインインし直す | Apple Accountの切り替えにはパスワードが要ります。予備のアカウントがあるなら、そのパスワードも見届け人に変えてもらう |
| ゲームのWebサイトや公式ストアからの購入 | アプリ外の決済はスクリーンタイムでは止まりません。カード・キャリア決済側の上限を下げる(種類別の止め方) |
| iPad・Macなど別の端末 | 端末ごとに同じ制限をかける。ひとりで使う場合の自動同期は未確認 |
| Apple Accountの残高チャージ | チャージ手段(コンビニのカード等)を手元に置かない。カードはApple Accountから外す |
全部を一度に塞ぐ必要はありません。自分が過去に使った入口から順に塞ぎます。過去に使っていない入口は、衝動の日にも思いつきにくいものです。
Appleの案内では、App内課金の制限は設定アプリのスクリーンタイム(コンテンツとプライバシーの制限)に置かれる端末側の設定で、個々のアプリの中に保存されるものではありません。Appleの公開資料に「アプリを削除して再インストールすると制限が外れる」という記載は見つかりませんでした。ただしこの記事は実機で削除→再インストールを検証していないため、その結果は未検証です。心配なら「Appの削除」と「Appのインストール」も「許可しない」にして、削除も再インストールも通らない状態にしてください。
はい。この制限はアプリ単位ではなく端末全体に効くため、どのアプリも削除できなくなります。不便に感じたら、見届け人にパスコードを入力してもらって一時的に解除し、また戻します。その手間そのものが、衝動でゲームを入れ直す行動を止める冷却時間になります。
Appleのスクリーンタイムの案内には、ファミリー共有グループのすべてのデバイス間で設定を同期させる記述があります。ただし自分ひとりで使う場合に別のデバイスへ制限が自動で及ぶかどうかは、この記事では確認できていません。iPhone以外にもゲームを入れている端末があるなら、その端末ごとに同じ制限をかけてください。
ガチャ断ちは、この記事の設定手順(App内課金・Appの削除・Appのインストールを許可しない、パスコードは見届け人方式)をアプリ内の設定ガイドとして持ち、ロックした後の毎日を「やめた日数」と「守れたお金」のカウンターで支えるiPhoneアプリです。回したくなったときの15分タイマーと60秒の深呼吸つき。アカウント不要で、記録は端末の中だけに保存されます。
基本無料・買い切りPro ¥1,000 | アカウント不要・データは端末内保存
いずれも2026-09-12に確認。